今の所Tezosは公式にはLinuxでコンパイルすることになっていますが、 Mac OS Xでコンパイル、運用することに問題は全くありません。

そこで、本稿ではTezosをMac OS Xにインストールする方法について取り上げます。

準備

Mac OS X において以下のソフトウェアがインストールされていることを仮定します:

  • Mac OS X
  • Homebrew
  • OPAM

一番簡単なのは、Homebrewをインストールした後、 OPAMをHomebrewからインストールすることでしょう。

必要パッケージのインストール

pkg-config, gmp, hidapi, libevの各パッケージをHomebrewからインストールします:

$ brew install pkg-config gmp hidapi libev

Tezosレポのclone

Tezosの実験をするならalphanetを使うのが最適です。 AlphanetはTezosのテスト用プロトコルで、独自のテストネットワークが動いています。

TezosのソースをGitLabからcloneして、alphanetブランチをcheckoutしましょう:

$ git clone https://gitlab.com/tezos/tezos.git
$ cd tezos
$ git checkout alphanet

なお、mainnetブランチをcheckoutすると本番環境のノードをビルドできますが、 mainnetでは交換所で売買できるトークンを扱っているので、実験目的には使わないほうがよいです。

依存ライブラリのコンパイル

次は、Tezosが依存する外部ライブラリのインストールをOPAMを使って行います:

$ make build-deps

かなり時間がかかります。お待ちください。

Tezos本体のコンパイル

最後に本体のコンパイルです。

$ make

tezos-node, tezos-client をはじめとするバイナリが作成できていれば成功です。

インストールは?

インストールは普通は非推奨です。

make installとすると各種バイナリやライブラリを_opamディレクトリ内にコピーするようにはなっています、が、そこにインストールしたい人っていないと思いますし、インストールしてしまうとsandbox nodeの設定とかが狂ってくるのでやめましょう。

コンパイルできなかったら?

ネットワークの不調でソースコードのダウンロードに失敗したという以外は、 通常は、この順番で行えばコンパイルの失敗は無いはずです。

Tezos本体のコンパイル時、makeして即、dune-projectのバージョンがおかしいといって 失敗する場合があります。tezosのソースコードの親ディレクトリからルートのどこかに dune-projectファイルがあって、そこに記載されているバージョンが1.0より高い場合、 こうなります。こういう場合はソースコードのチェックアウトの場所を変えてやってください。

困った時は

などしてください。